こんにちは!今日は、僕自身のキャリアの話をメインに記事を書いてみようと思います!というのも学生の方と面談する中で、僕がリクルートを選んだ理由や、今後のキャリアについてご質問を頂くことが多く、実際のリクルート社員が自分のキャリアについてどう考えているのか?の情報は需要あるのかな?と思ったことがきっかけです。
そこで、そもそもキャリアとはなんなのか、キャリアを考える上で重要な、今世の中的に求められている人材要件は何か。そして僕がファーストキャリアとしてリクルートを選んだ理由、そして今後の僕がイメージしているキャリアプランについてをお伝えできればと思います!
<目次>
①そもそもキャリアとは何か
<キャリアの定義>
まず初めに、キャリアとは何でしょうか。定義するとしたらどうでしょう。
キャリアの語源は馬車の「轍」からきています。「轍」とは馬車の後につくタイヤの線のことですね。つまり、キャリアとは、これまで自分がどんな人生を歩んできたのか。そして、これまでの人生を踏まえ、将来どのような道をあゆみ、あとを残したいか。ということがキャリアという概念のイメージになります。
<キャリアを考えるとは>
では、キャリアを考えるために、何を考えれば良いのか。キャリアを考えるために、因数分解をしてみましょう。社会人になると、特に企画職は問題の原因を特定するために因数分解をよく行います。ぜひ、因数分解をして抽象度の高いものを考える癖をつけると社会人になってから強いのでオススメです!
キャリアを考える=世の中のトレンドを理解する×自分を理解する
まず、このように分解できるのではないでしょうか。しかし、まだ粒度が荒いですね。もう少し分解してみましょう。
キャリアを考える=(環境について理解する+市場で求められている人材要件を理解する)×(自分のWillを理解する+自分のCanを理解する)
どうでしょうか。だいぶ解像度が上がってきたのではないでしょうか。最後に、環境と人材要件を因数分解してみます。環境は、経営分析で有名なPESTのフレームワークで分解し、人材要件は、ポータルスキルと専門性に分解します。
キャリアを考える=((政治+経済+社会+技術)+(ポータルスキル+専門性))×(自分のWill×自分のCan)
これら因数をしっかり理解し、考えることこそが、キャリアを考えるということです。
②今市場で求められている人材要件について
市場で今、求められている人材要件について少し補足したいと思います。世の中的に今どのような人材が求められているのでしょうか。一つの答えがπ型人材と呼ばれるものです。これは、世界有数の人材開発企業であるGoogleも人材要件として掲げているもので、ざっくりいうと、以下の二つのことを満たしす人材ということになります。
・広い範囲の趣味や経験を持つ
・深い知識を有した専門分野を2つ持つ
これまでの日本企業は、つまり高度経済期の日本企業ではゼネラリストを重宝してきました。しかし、これからはゼネラリストであり、プロフェッショナルであることが求められるということです。
③僕がファーストキャリアとしてリクルートを選んだ理由
前章でキャリアという概念についてご説明してきました。本章では、それを踏まえ、なぜ僕がファーストキャリアとしてリクルートを選んだのか?についてお伝えできたらと思います。
結論、学生の時の僕は正直、キャリアについて考え抜いた!とは言い難かったと思います。それでもありがたいことにいくつか内定を頂いた中でリクルートを選んだのは、直感でリクルートが最も面白そうな会社だ!と感じたからです。
リクルートを選択した意思決定に今のところ全く後悔はないですが、皆様には僕みたいに直感だけでなく、ぜひ前章のようにキャリアについて論理的に考えた上で意思決定をしていただきたいなとは思います。笑 直感×論理が意思決定における腹落ち度でいうと最強だと思います。意思決定についての記事は追って書いてみたいと思ってます。
まあ、論理性を欠いた意思決定をした僕ですが、直感でリクルートが興味深い!と感じるまでに色々情報は収集したつもりです。なので、個人的にリクルートが面白い!と感じた観点について3つ紹介できたらと思います。
<経営の強さ>
まずは経営の強さです。みなさん、日系企業の時価総額ランキングってみたことありますか?時価総額とは、企業を買うために必要な金額を指します。つまり、時価総額が高いということは世の中的に価値が高いと判断されている企業ということになります。
では。ヤフーファイナンスから、日系企業の時価総額ランキング10位までをみてみましょう。
<引用元>
時価総額約37兆円で圧倒的に一位に君臨しているのが、トヨタ自動車です!やはりトヨタはすごいですね。そのあとは、ソフトバンク、ソニーと続き、リクルートは約9兆円で7位に位置してます!みなさん、このランキングをみて何を感じるでしょうか。
そう、リクルートだけ異質なのです。トヨタ、ソニー、キーエンス、ファストリテーリングのように競争優位性の高い、質の高い何か有形の商品があるわけでもなければ、ソフトバンクや日本電信電話のように生活インフラであるわけでもないです。
では、なぜサービス業であるリクルートがここまで企業としての価値が高いのでしょうか。それには大きく分けて2つの理由があると思います。
まず1つは、グローバル展開が成功している点。最近、テレビで流れまくっている「仕事探しはindeed。バイト探しもindeed」のCMでお馴染みのindeedは実は、アメリカの企業でリクルートが2012年に当時そこまで売上がなかったindeedをだいぶ高い値段で買いました。そして、indeedが世界的サービスとなり、リクルートのグローバルにおける影響度が高まったことが株価が高い1つの理由と言えるでしょう。
そして、2つ目がヒトと組織の強さ。よくリクルートは人材輩出企業と言われますが、リクルートにはこれまで数多くの優秀な方が在籍してました。目に見えるモノというリソースがリクルートにはないからこそ、ヒトというリソースを最大限高めるための組織文化がリクルートには根付いています。リクルートの組織については、以前にも記事で書いているのでよかったら合わせてご参考までに!
<波乱万丈の歴史>
そして次がリクルートの歴史です。リクルートは創業してから約60年が経つ会社です。今でこそ、日本で時価総額7位のビックな企業ですが、実は60年の歴史において、2度倒産の危機に直面しているという事実はご存知でしょうか。
1度目はかの有名なリクルート事件。リクルート創業者の江副さんが上場前の不動産企業であるリクルートコスモスの未公開株を政治家に配ったとして有罪判決がでた一大事件です。
そして2度目がバブルが弾け、不動産購入による有利子負債、2兆円を抱え、ダイエーに買収された時です。
しかし、リクルートはこの2度の難局をヒト・組織の力と変化への一早い適応で挽回します。2度も潰れかけて今時価総額が9兆円の企業。そんな企業は世界的にも稀有な存在だと思いました。
<組織文化と働く人>
そして最後は、リクルートの企業文化とリクルートで働く人に惚れました。特に、リクルートの企業文化である個の尊重という概念は僕は大好きで、とても共感しましたし、内定をいただく前、あとでリクルートの方に何名か会いましたが、みなさん、個を明確に持っている。
僕は、クラスで何か質問ありますか?と先生が言った時にはい!と手をあげて、いち早く質問したいタイプです。そして、リクルートには、日本人特有の「いいや、特に何もない」と答えるような人がいない。「自分はこう思う!」という自己主張がしっかりとできる人が多い。そこにひかれました。この環境であれば、イキイキ仕事ができる。そう直感で感じたのです。
④今後のキャリアイメージについて
最後に、僕は今考えている今後のキャリアイメージについて書いてみたいと思います。僕は今考えているのは、「グローバルで通用するHRBPのプロフェッショナルになること」です。
<HRBPとは>
HRBPとは、「Human Resource Business Partner」を指し、主に経営者・事業責任者の観点から人事を考え、事業の成長を人や組織の面からアプローチして実現しようとするポジションのことを言います。
僕が今やっている営業組織の育成企画はまさにHRBPに近い仕事だと思っています。事業部の戦略、戦術を咀嚼し、業績構築のために、育成の観点でできることは何か?を考えるのが今の僕の仕事であり、まさしくHRBPの定義に沿っている!と最近気づきました。
個人的にも組織開発や人材開発には強い興味があるのでこの領域をまず1つの専門性として極めたい! 今はそう思ってます。
<グローバルという軸>
HRBPという専門性に加えて、グローバルの軸も持ちたいと思ってます!学生の時に1年間アメリカに留学していたということもあり、グローバルの舞台で仕事をしてみたい!と言ったざっくりとした憧れがあります。
なので、グローバルでも戦える人材になるために、グローバル人材の要件定義である、語学力、異文化コミュニケーション力、そして国際的視野をしっかり自分で磨いていきたいと思ってます。
ちなみに、前章で書いた通り、今リクルートは買収でグローバルへの影響度を高めてます。なので、今後グローバルに関するポジションがたくさん生まれるのでは?そう睨んでます。ポジションが空いた時、選ばれるよう、今からしっかり着実に準備していきたいと思います!
<一番大切にしたい価値観>
最後にキャリア、つまり人生を通して大切にし続けたいと今思っている価値観について書いてみようと思います。
僕が人生において大切にしたいのは、”人間的魅力がある人でいたい”ということ。僕と関わった人がなんか、僕と会ってよかったな。そう思ってもらえるような魅力溢れる人間でいづづけたい。そして、魅力的な人間であるためには、与える人であり続ける。人の強みに着目する、など色々なポリシーを掲げてます。
キャリアにおいて仕事を充実させることはもちろん大切ですが、人生において、自分がどのように生き様でかっこよく生きるか。こっちこそもっと大切かなとか思ったりします。
⑤終わりに
ちょっと今日は思うがままに書いたので、まとまりがないかもしれません。ごめんなさい><
就活中は初めてキャリアについて考える時期なので、色々戸惑うと思います。ですが、社会人3年目の僕でも戸惑ってます。
正解なんてキャリアにはありません。自分が何を大切にしていて、その大切なことを貫く覚悟を持てるのか。もっとも重要かと思います。自分への戒めも込めて。笑
今日は以上です!