どうも。シャインです!
今日は、就活活動をしている方向けに、「会社選びの軸」をテーマに記事を書いて見たいと思います。
<目次>
なぜ「会社選びの軸」について記事を書くのか
僕の個人的な「会社選びの軸」における持論
僕がリクルートに興味を持ったわけ
<なぜ「会社選びの軸」について記事を書くのか>
最初に、なぜ会社選びの軸をテーマに記事を書こうと思ったかというと、マッチャー(学生が社会人に面談を申し込むことができるアプリ)にて面談させて頂く学生の方から、
・「会社選びの軸」がよくわかりません。
・「会社選びの軸」が定まらず、会社を絞れません。
といった質問をよく頂くからです。
結構、上記のことって多くの就職活動をしている方(学生の方に限らず、転職を考えている若手社会人の方も含め)が悩みとして抱えているのではないでしょうか。
しかし、僕は、結構この悩みに対して、なんで悩みのだろう?と疑問を持っている人間です。(別に捻くれてる訳ではないです。)疑問というか、マッチャーでお話させて頂いて、上記質問をくださる方は、就活を難しいことだと考えすぎだと思います。
別に、すごいロジカル、かつ整理整頓された軸なくでもいいじゃん、とか思うし、なんなら、会社絞らなくて、いいじゃん。とか思う訳です。
なので、今日は、僕が個人的に「会社選びの軸」とはどういうことか。就活では、どのように会社を知って行けば良いのか、という観点で特に、就活で上記、質問で悩んでいるかたにとって、少しでも新しい気づきを得て頂けたらと思い、記事を書いて行こうと思います。
<僕の個人的な「会社選びの軸」における持論>
結論、僕は、就活で受ける会社を選ぶ軸は、「その会社に興味を持てるか、持てないか。」これに尽きると思ってます。いやいや、ざっくりすぎん?って思った方も多いと思います。
けど、僕は、本気で「その会社に興味を持てるか、持てないか。」の軸で受ける会社を決めてました。
これは、僕が就活生の時に読んだ『すべては「好き嫌い」から始まる』という楠木建さんが書かれた本にすごく影響してます。
以下、著書からの引用です。
「良し悪し族は、世の中を縦に見る。見るもの、聞くものを良し悪しの縦軸に当てはめて価値判断をする。悪いことを指弾し、世の中から無くそうとする。良いことを増やし、伸ばそうとする。好き嫌い族は、世の中を横に見る。ミクロな視点といっても良い。それぞれ好き嫌いが異なる個人の集積として世の中を捉える。人それぞれだからノリやソリが合わないこともしばしばだが、ま、それぞれの好き嫌いだからイイんじゃんないの・・・とやり過ごす。<中略>自らの好き嫌いについての理解が深いほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送ることができる。」
僕も就活仕立ての頃は、
・大手に入らなきゃ
・給料高いところがイイな
・知名度ある会社に行きたいな
の世の中の良し悪し思考で受ける会社決めてました。しかし、上記、楠木さんの本の一文に触れて、「あ、自分がこの会社が好きなのか、嫌いなのか。つまり、興味を持てるか、持てないか。」で決めよう。そのほうが、イキイキした就活ができるはず。という思考になりました。
しかし、意外と自分の好き嫌いは、言語化できない部分がたぶんにあります。僕が興味を持つ会社って?ん。わからん。と確かに僕もなりました。
そこで、僕がやったのは、当時話題だった会社を深掘りして情報収集して見る、というやり方です。その時に、出会ったのが、リクルートという会社でした。
<僕がリクルートに興味を持ったわけ>
なんとなく、ニューズピックスで記事サーフィンしてた時に、たまたま見つけたのが、
リクルートが海外買収を加速させた理由はGoogleにある —— 失敗で得た独自の買収手法とは | Business Insider Japan
という記事でした。
ん?リクルートってリクナビで有名な?海外買収?Google?ん?と色々興味持ちました。
そこで、もっとこの会社を知りたい、と思い、リクルートのIRとリクルートの創業者江副浩正のリクルート起業からリクルート事件まで詳しく描いた「江副浩正」という本を読みました。
そして、リクルートの情報集をする中で、リクルートが好きかも!と思える要素を見つけました。
僕がもっとも、リクルートに置いて、興味を持ったのが、リクルートの経営の強さです。この経営の強さをまた2つに分解すると、国内に置けるビジネスの多角化のうまさ、そして、海外に置ける買収戦略の成功です。
<国内における新領域への進出>
まず国内に置ける多角化のうまさ、で行くと、「Air business tools」の存在です。
リクルートは、リボン図と呼ばれる情報を提供したい企業と、情報が欲しい消費者を特定のメディアを通じて、マッチングさせるビジネスモデルを人材領域から始まり、旅行領域、住宅領域、美容領域、結婚領域など様々領域に応用し、国内では圧倒的優位性を持ってました。
しかし、僕が就活をしていた2018年、リクルートのIRに書かれていた経営課題は、国内メディア成長の頭打ち感。つまり、メディア事業は、シェアもすでに高く、高成長を見込みづらくなってました。
そこで、リクルートが国内ビジネスで力を入れ始めていたのが、「Air business tools」と呼ばれるサービス群です。
「Air business tools」とは何かというと、リクルートのクライアントの業務効率化や経営支援を目的とした様々なSaas商品です。以下2020年3月期第2四半期の決算説明資料抜粋です。
有名どころで行くと、「Airレジ」や「Airペイ」などはテレビCMでも最近マーケティングされているので、ご存知かもしれません。
メディアで獲得した莫大の顧客基盤があるリクルートが、単なるマッチングに止まらず、顧客の業務効率化、経営支援まで入り込めたら、もう、無敵だな、と率直にワクワクしました。
<買収戦略による海外進出>
そして、2つ目の僕が感じたリクルートの経営の強さは、リクルートの海外売上比率の高さです。リクルートは、全体で約2兆円の売上をあげていますが、実はその半分の売上を海外からあげています。
僕は当時、リクルートって、国内では強いけど、海外での影響力は皆無でしょ、みたいなイメージがあったので、この海外売上比率が約50%ある事実には驚きました。
では、なぜこんな海外売上比率が高いの?を調べると、僕がリクルートに興味を持つきっかけとなった記事に関連する、リクルートのindeed買収の成功が大きな要因であることがわかりました。
indeedの買収についての詳細は今回割愛しますが、日本のIT企業は楽天然り、サイバーエージェント然りと海外買収には失敗続きの中で、リクルートは大成功させてます。ちなみに、そのindeed買収の立役者である、出木場さんという方が、つい先日、リクルートホールディングスの社長に就任してます。
つまり、リクルートは、国内の既存ビジネスである広告ビジネスで潤沢な利益を安定的に獲得し、その潤沢な利益を国内では、「Air business tools」への投資、そして海外では、indeedと親和性のある企業や、ネクストindeedとなるような将来的な成長を見込める企業の買収に使う、ととても、合理的、かつわかりやすい中期戦略があること、そこに惹かれました。
終わりに
ちなみに、僕がリクルートに興味を持った部分は、まだあるのですが、今日は疲れたので、他の要素については、次回以降の記事で書こうと思います。
この記事で、少しでも会社選びの軸がわからん、と悩む方の役に立てばと思います。
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