【20代が勝負】就活/シゴトで選ばれるヒトになる習慣

20代の過ごし方がキャリアの一生の土台となる

リッツ・カールトン元社長が語る!人生を豊かにするために意識すべき4つのこと

少し前になりますが、リッツ・カールトン元社長である高野登氏のお話を聞く機会をいただきました。リッツ・カールトンといえば、圧倒的なホスピタリティーを売りにする高級ホテルです。ホスピタリティーのプロは学生に向け、何を語ったのか。人生において大切な気づきが盛りだくさんでした。

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成長とは何か?

成長とは具体的に何を指すのかを考えたことがあるでしょうか。就職活動をしていると志望動機が成長したいとする学生を多く見かけるのですが、具体的にどう成長したいのかの答えを持っている人は少ないように感じます。

高野氏は成長とは、変わり続けること。変わろうとしない自分と戦い続けることであるとおっしゃいました。

成長に必要な3つのこと

では、成長、つまり、変わり続けるために必要なこととは何でしょうか。高野氏は成長に不可欠なものが3つあると言います。

  • 師匠(人との出会い)
  • 本(良本との出会い)
  • 山水(自然とのふれあい)

この3つが成長の必要な要素であると言います。

PDCAからOODAへ

PDCAというコトバはビジネスにおいてよく使われるコトバなので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。PDCAとは計画(Plan)、実行(Do)、検証(Check)、調整(Ajust)の頭文字をとったもので、この4つの要素を仕事のサイクルとして回すという概念です。

しかし、リッツ・カールトンではこの普遍的な概念ではなく、OODAというあまり聞きなれない概念を大切にしています。OODAとは、実はアメリカ軍で使われていた概念で、観察(Observe)、方向付け、状況判断(Orient)、意思決定(Decide)、実行(Act)の頭文字です。

特に最初のObserve、つまり観察するという行為が最も重要であり、大切であると言います。成功者は何気ない日々の生活の風景を観察する習慣をつけることで、気づきを得たり、アイディアが浮かんだりするのだと思います。ただ漠然と1日を過ごすのではなく、常に周りで起きている事象を観察してみると新たな気づきを得ることができるかもしれません。

ImformationからIntelligenceへ

我々は今、情報が溢れる情報超過の時代に生きています。つまり、情報を収集することはほとんどの人が造作もなくできるのが今の時代です。では、我々は情報超過の時代をいかに生き抜けが良いのでしょうか。

高野氏はInformationをIntelligenceに変えることが重要だと言います。情報を知識に変えるということですね。つまり、ただ、新聞やニュース、そしてネットから受けとる情報をただ鵜呑みにするのではなく、この事実はなぜ起こったのかの背景に疑問を持つ。その背景を知ることこそ知識を獲得することに繋がるのです。