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自己分析とは何かを知る | なぜ就活の自己分析が難しく感じるのかを考察

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本記事では、就活の際に耳にタコができるほど聞く「自己分析」について書いていきます。

就活を経験された方、またはされている方は身にしみて感じているだろうなと思うことがあります。それは

自己分析わけわからん。」

ということです。自己分析自己分析言われるけど、自己分析ってなんだ。何を分析したら良いのか。そもそもどんな問いに答えれば自己を分析したことになるのか。自己分析という言葉が呪いのように聞こえるという方も多いのではないでしょうか。(かくなる僕も就活生の時、呪いに聞こえてました。)

日々、面談をさせていただく中で、この自己分析に壁を感じている方が多い印象なので、今日は、そもそも自己分析とは何か。そしてなぜ自己分析が難しいのか。についてお伝えできるよう頑張ります

自己分析とは一体なんなんだ

そもそも自己分析とは何でしょうか。自己を分析するなので、自分を分解して、構成要素を知る、ということっぽそうです。

僕は、自己分析は、自分の現時点での価値観を明確にするための思考、と勝手に定義してます。

ちなみに、価値観もふわっとした言葉ですが、僕は、自分の全ての選択の軸となるもの、つまり何か選択をする際にYES、NOを隔てる要素とイメージしてます。

じゃ、どうすれば自己分析ができるのか、つまり価値観が明確になるのか、というと僕は正解のない問いを数多く、そして考え抜くことだと思ってます。

面接で、「自分はこれまで、こういう経験をしてきました!それは、こういう価値観の軸があったためです!そして、その経験からの学びで新たにこんな価値観の軸も生まれました!」

がどれだけ腹落ち感もって言える状態を作れるか、が自己分析のゴールかと思います。

自己分析が難しいと感じる理由

完全に個人的意見ですが、僕は日本の教育上、正解のない抽象的な問いを考える、という機会が少ないからだと勝手に思ってます。

僕はアメリカに留学してて、ある時アメリカ人が言ってたのは、欧米では哲学の授業があったり、リベラルアーツを学ぶことが重要視されているということ。

マイケル・サンダルという名前を聞いたことありますでしょうか。この方、ハーバード大学の哲学の教授なのですが、この人の授業はハーバードの中でも大人気授業だそうです。

つまり、それだけ哲学に対する興味関心が強いということですね。

あと、もう1人のハーバードの人気哲学教授の授業が本になった「The Path ハーバードの人生が変わる東洋哲学」という本があるのですが、これ超オススメです!

僕はこの本を何周も読みまくって、就活してたことを今でも覚えてます。もし時間あれば、是非読んでみてください。

あと、ある映画を見て驚いたシーンがあります。それが、「ワンダー 君は太陽」という映画のワンシーンに、僕は驚愕しました。どういうシーンかをちょっとご説明しますね。ちょっと長くなりますが、お付き合い頂けますと幸いです。

“小学校のある学年の授業で、ウォールストリートで長く勤めていた教師が、今日は格言について今日は学びますと生徒に伝えます。

なぜ格言を知るのかというと、自分を知ることが目的だ!とのこと。そして、自分に関して現状理解してることを2つ共有してください!と生徒に振り、何名かから自己理解のアウトプットを得ます。

そして、最後に今日の格言を生徒に読ませます。「正しいことをするか親切なことをするかどちらかを選ぶときには、親切な方を選べ」

私はこのシーン見て鳥肌立ったのですが、皆さんどうでしょう。もちろん、映画なので、本当のアメリカの小学校でこのような授業が行われているかは定かではないですが、もしこのワンシーンがアメリカの小学校教育を反映しているとしたら、アメリカでは小学校から、自己理解の機会があるということです。

それにしても、最後の格言、本当に響きました。映画のテーマにぴったり。

もう、とてもよい映画なので是非みてください。Amazonプライムでも、Netflixでも観れます。

今この瞬間からすべきこと

日本の教育がああだこうだ言っても仕方ないですし、明日からの就活には役立ちませんね。ですが、一定、自己分析はこれまでする機会を提供されてこなかったし、最初は出来なくて当たり前、くらいに開き直ってもいいかもしれません。

とは言え、自己分析ができないままだと内定もらえないので、今日から、なんならこの記事を読み終えたら、すぐ行動したら良いと思うことを最後書きたいと思います。

それは、もうシンプル。一つ正解のない抽象的な問いを設定し、考え抜き、持論を持つということ。

例えば、「人はなぜ働くのか?」というテーマはいいかもしれませんね。

何か主張する際には、必ず自身の価値観が反映されると思います。最初の章でもお伝えしましたが、自己分析のゴールを自身の選択の軸を明確にする、であれば、抽象的な問いへの持論を多く持つことで必ず価値観の軸の解像度が上がり、徐々に自分が見えてくるはずです。「ワンダー 君は太陽の」ワンシーンのように、格言に触れて、自分はどう思うか?でもいいかもしれません!

終わりに

自己分析、つまり自分を知るにゴールはないと思います。なぜなら、価値観は多くを経験することで変わるものだと思っているので。

なので、自己分析は就活だけやっていればよい行為ではなく、社会人に生きていく中で、ずっとやらなければならない行為なのです。

つまり、めちゃめちゃ大事ということです。自己分析、最初はつらいですが、ノッてくるととても楽しいので、是非楽しみながらやってみてください!

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