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【若手はどっち?】スペシャリスト>ゼネラリストのキャリア選択は本当なのか。

昨今、コロナウィルスの影響もあり、ジョブ型の働き方、つまり専門性を身につけ、スペシャリストとしての働き方が良しとされる流れが加速しているかと思います。

しかし、ジョブ型の流れに流され、早くから自分の専門分野を決めてしまうことのリスクもあるのではないでしょうか。

なんとなく世間一般的に、スペシャリスト>ジェネラリストという風潮ですが、それって若手ビジネスマンにとって本当なんだっけ?ゼネラリスト、つまり、若い時は専門性を特に決めずに、いろいろなことを経験することのメリットってないんだっけ?

ということをお伝えする記事を今回は書いていこうと思います。

今回の記事にて主に参考とさせていただいたのが以下の「RANGE 知識の幅が最強の武器になる 」です。

この本は、数多くの最新研究を引用しながら、人生や仕事で成功するには、スペシャリストよりもゼネラリストである、という主張を展開していく本です。

今回の記事テーマぴったりの本ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

<目次>

        1. 近年の働き方のトレンド
          1. ジョブ型とは
          2. ジョブ型が主流となっている背景とは
        2. スペシャリスト>ゼネラリストは本当か
          1. スペシャリストの価値とは
          2. ゼネラリストの価値とは
        3. ゼネラリストとして高いパフォーマンスを出すための3つの条件
          1. 問題・課題解決の経験を多く持つ
          2. 具体⇄抽象の思考力をつける
          3. 学び続ける姿勢を持つ
        4. 終わりに

近年の働き方のトレンド

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まず、近年どのような働き方がトレンドになっているのか?について考えていきましょう。

よくニューズやネットメディアで見聞きするのが「ジョブ型」というキーワードではないでしょうか。

この「ジョブ型」とはどのような働き方を指すのでしょうか。

<ジョブ型とは>

ジョブ型とは、期待する成果や仕事内容などの職務要件が明確に定義され、被雇用者はその定められた範囲の仕事にて雇用契約を結ぶ働き方のことを指します。

イメージ、会社に属するというよりもプロジェクトベースでの働き方のイメージになります。

ですので、長年勤めるというよりも、プロジェクトが終わり次第、雇用契約を終え、また新たな企業とのジョブ型契約を結ぶ、と言ったような短期で色々な仕事を勤め上げる働き方がジョブ型の働き方と言えます。

ジョブ型についての詳しいことは以下記事をご参照ください。

next.rikunabi.com

<ジョブ型が主流になっている背景とは>

ジョブ型での働き方がトレンドとなっている背景は、いくつかあると思いますが、個人的に一番大きな要因として考えられるのが、日本経済の停滞です。

経済が停滞しているということは、企業の稼ぐ力が弱くなっていることを指します。

企業の稼ぐ力が弱くなるとどうなるかというと、企業はできるだけ効率的に短期的な成果を追い求めるようになります。

つまり、これまでのように、新卒で雇い、色々な仕事を経験させ、じっくり人材を育てるといった長い目での人材活用ではなく、いまいまの課題解決ができる専門的な人材、まさしく即戦力を求めるようになるということです。

これがジョブ型が近年日本でトレンドになっている背景と私は考えています。

スペシャリスト>ゼネラリストは本当か

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前章で近年の働き方のトレンドである「ジョブ型」についてみてきました。

「ジョブ型」としての働き方とは、つまり専門性を深め、ある分野でのスペシャリストとして働くこと、と言い換えることができそうです。

しかし、若手、つまり20代、30代前半などのキャリアが早い段階で自分の専門性を決めることが、個人のキャリア戦略として本当に有効的なのか?という問いについて考えてみたいと思います。

スペシャリストの価値とは?>

まず、若手の内からスペシャリストとして専門性を決める価値について考えてみたいと思います。

若いうちから専門性を決める価値は、なんといっても一つの分野について深く知見を蓄えることができることでしょう。

新卒入社からずっと営業をやっている人は、自社の商品に関する知識や、顧客の心理状態を読む、といった営業に不可欠な知識や、スキルは若いうちからたくさん経験を積めば積むほど、装着されると思います。

つまり、スペシャリストの価値は一つの分野での圧倒的知識と経験により、一つの分野においては、成果を出せる可能性を高めることができるといった点でメリットがあります。

<ゼネラリストの価値とは?>

では、これまで日本の企業においてノーマルであったゼネラリストの価値とは何でしょうか。

これはスペシャリストと逆で、様々なことを広く、浅く知識を獲得し、経験を積むことができる点であると言えるでしょう。

ひとつの分野で深い知識と豊富な経験を積んでいるスペシャリストに対して、ゼネラリストは一見価値が低いのでは?と思われたかもしれません。

おそらくそう思う方が多いからこそ、若いうちから専門性を明確にし、ジョブ型での働き方に憧れる若手のサラリーマンが多いのでしょう。

しかし、このゼネラリストとしての働き方の価値を今再考すべきと思ってます。

経営学の世界では、「イントラパーソナル・ダイバーシティ」という概念がとても広く浸透してます。

「イントラパーソナル・ダイバーシティ」とは、「個人内多様性」を意味し、「1人ダイバーシティ」と言い換えることができる概念、ダイバーシティーは組織に限ったことではなく、個人レベルでも持つことができるということです。

つまり、一つの分野だけでなく、様々な領域の学習や経験を通して、思考としての多様性を磨くことを意味します。

そして、この「イントラパーソナル・ダイバーシティ」が高い人のほうが、仕事でのパフォーマンスが高いといった研究成果もあります。

つまり、ゼネラリストとしての働き方の方がパフォーマンスが高いということを指しています。

ゼネラリストとして高いパフォーマンスを出すための3つの条件

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しかし、なぜゼネラリストは高いパフォーマンスを出せるのでしょうか。

もちろん、すべてのゼネラリストが高い成果をあげるわけではありません。ゼネラリストとしての働き方の価値を最大化するための要因はもちろんあります。

その要因とは何でしょうか。個人的には3つの側面があると思います。

<問題・課題解決の経験を多く持つ>

スペシャリストもゼネラリストも共有して必要となるのが、課題解決スキルだと思います。

課題の種類や難易度は異なるかもしれませんが、スペシャリストもゼネラリストも課題解決が求めれるます。なぜなら、本質的に課題を解決することが仕事だからです。

課題とは、あるべき姿と現状のギャップを埋めるために取り組むべきことのことを指します。

どの会社における組織でもすでにあるべき姿である!と言い切れる組織は少ないと思います。というか、ないと思います。

もし、すでにあるべき姿に到達している!という組織があるのであれば、逆に危険です。すでにあるべき姿に到達しているのであれば、別のあるべき姿を設定すべきですし、変化を嫌う組織である可能性が高いからです。

このVUCAと言われる時代において、変化嫌いの組織は生き残りにおいて致命的となるでしょう。

問題・課題解決を学ぶには以下の本がとてもおすすめです!コンサルで課題図書にもなっている本なので、間違いない一冊です。

<具体⇄抽象の思考力をつける>

かの有名なAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズスタンフォード大学で行ったスピーチをご存知でしょうか。

ご存知なかった方は是非一度視聴してみてください。

youtu.be

スティーブ・ジョブズはこのスピーチである有名なフレーズを残しています。

それが「Connecting the dots」です。意味は点を繋げるという意味ですが、これがなにを意味しているかというと、イノベーションは、既存のもの通しを結びつけることで生まれる、ということです。

つまり、革新的なものは全く新たなものから生まれるのではなく、今あるもの通し、つまり点と点を結びつけることで生まれるものということを意味しています。

そして、この点通しが全く異なる領域であればあるほどイノベーティブなアイディアとなります。この異なる領域の点と点を結びつける上で重要なので、具体と抽象を行き来する思考になります。

例えば、キャリーバックにタイヤがついているのは今では当たり前ですが、昔はそうではありませんでした。

ある人が、空港で手荷物を運ぶワゴンを見て、重いモノを運ぶにはタイヤがあると楽そうだ!と気づきます。

そして、なぜ重たいキャリーバックにはタイヤが着いていないのか?と疑問を持ち、タイヤ付きのキャリーバッグを製造販売したところ、大当たり。

このように、ワゴンという具体的な見て、重たいものを楽に運ぶ要素は?という抽象的に考え、それをキャリーバッグに応用する、といった思考はまさしく抽象と具体を行き来する思考に他なりません。

「Connecting the dots」には抽象・具体の思考が欠かせないのです。

<学び続ける姿勢を持つ>

ゼネラリストとしての働き方の価値を高める最後の要素は、「学び続ける姿勢を持つこと」ということです。

ゼネラリストとしての価値は、色々な経験を掛け合わせて新たな価値を生み出したり、課題解決に繋げられるという側面もありますが、変化に柔軟に対応できるというメリットがあります。

今後世の中はどのように変わっていくのか?その変化に際して、どのようなキャリアに身を置くべきか?を考えることはゼネラリストとして働く上で非常に重要です。

そして、世の中のトレンドを読むには、学び続ける姿勢が不可欠だと思います。

学ぶ方法はなんでもいいでしょう。本を読む、人と会う、大学院に通う。常に、今後世の中はどう変化するのか?という問いを前提に、自分の知らない分野を果敢に知りにいく姿勢を持つことが重要です。

終わりに

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本記事では、近年働き方としてトレンドであるジョブ型火雇用として働き方をキャリアの若いうちから目指すべきなのか?という問いについての個人的な見解について書いてきました。

個人的見解として、20代の若手のうちはこれといった専門領域をすぐに決めずに様々な経験を積むことで学びの幅を広げることが中長期的にキャリアを考えた時に有効では?というスタンスをとりました。

しかし、もちろん若い段階で専門性を持つことが悪いことでは決してありません。

医者や弁護士、そして公認会計士など、社会的な希少性×需要がすでに高い専門性を早くからつけることはとても合理的な判断だと思います。

なので、自分がどのようなキャリア形成をするのが合っているか?を前提として、早くからスペシャリストとしての道を選ぶのか。それともゼネラリストとしての道を選ぶのかは選んでいただきたい。

その思考のスタートとして本記事が貢献できたら嬉しいなと思います。