イケてる30代を目指すIT社員の雑記

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【知っておかないとヤバい日本の論点】我々はこのまま”安さ”を求める生き方でいいのか。

本記事では、日本人、そして日本に暮らす人であれば絶対に最低限知っておく、そして自分なりの意見を持つべき論点について整理していこうと思います。

本記事で役立つ情報を提供し、【知っておかないとヤバい】シリーズとしてシリーズ化できるようになればいいなーとチラリと思っていたりします。

さて、早速本題にいきたいと思います。

市場の無料写真

<目次>

  1. 知っておかないとヤバい日本の論点
  2. 「価格」における日本の現実
  3. 日本の「価格」が低い理由
  4. 価格」に対する考え方・向き合い方とは

知っておかないとヤバい論点の論点

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我々はこのまま安さを求める生き方でいいのか。

本記事ではこの論点についてなぜこの論点設定が重要なのかについて整理していきたいと思います。

誰もが消費活動をするときに、意思決定の軸として確固たるものが「価格」でしょう。

特に差別化が難しい日常消費財や飲食などは安いから買うという人も多いと思います。ドンキホーテや牛丼チェーンが人気を博しているのも一手に価格が安いことによる要因が大きいのではないかと思います。

一見、消費者視点として、より安く物を買えるようになる分にはハッピーじゃないか。と思ってしまいがちではないでしょうか。

しかし、マクロ的な視点でみてみるとむしろヤバいのだ、ということを本記事ではお伝えできたらと思います。

※本記事の参考文献

何を隠そう、私もこれまで日本の価格の低さについて関心がほとんどなかったです。あ、ユニクロ値上げしたんだ。ふーん。くらいしか正直思ってませんでしたが、ふと先日本屋で目に取った本を読み、これは。。。と思い、本記事を書こうと思った次第です。

その本は『安いニッポン 「価格」が示す停滞」という本。とても売れている本なので、すでに読まれた方も多いかもしれませんね。

本記事は、上記本の内容を抜粋しながら整理していきたいと思っているので、すでに読んで内容知っているよ、という方は左上の左矢印ボタンを押していただいて全然大丈夫です。(内容復習がてら読んでみようかな、の方大歓迎です。)

まだ上記の本読まれたこと方はぜひ読み進めて頂けますと嬉しいです。

「価格」における日本の現実

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まず日本とアメリカでいくつかの「価格」を比較していきたいと思います。

 

日本

アメリ
ディズニーランド 8,200円 1万4500円
100均 160円 100円
アマゾンプライム会員費 4,900円 1万2300円

ディズニーランド、100均、そしてアマゾンプライム会員費の3つを比較してみましたが、この3つだけでも日本とアメリカで「価格」に大きな差があることがわかると思います。

そして、物価についてもう一つ驚きの事実があります。

「米住宅開発省がサンフランシスコの年収1,400万の4人家族世帯を低所得として分類」

この情報は以下の記事やオリラジ中田のあっちゃんがユーチューブでなどでご存知の方も多いかもしれません。

youtu.be

また、「価格」はアメリカだけでなく、他の各国と比較しても低いというのが現状です。

日本の価格が低い理由

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上記で見てきた通り、日本は世界の各国と比較し、「価格」が非常に低いというのが現状です。

では、なぜ日本の「価格」がこれほど下落しているのか。それはひとえに日本の長期デフレによる影響です。

日本のデフレを引き起こしている要因は、低い平均所得、低い労働生産性、円安など色々な要因が絡み合っています。

本記事では、デフレ要員の詳細については、踏み込みませんが、詳しく知りたい方はぜひ上記でご紹介した『安いニッポン 「価格」が示す停滞』を読んでみてください。

「価格」に対する考え方・向き合い方とは

さて、日本の「価格」が世界各国と比較し、低いという現実である中、我々は「価格」に対して、日々どのような考え方をすべきなのか。そして、この論点に対してどう向き合うべきなのか、について最後個人的見解を書いてみようと思います。

本記事は、日曜日に水道橋にある「REC COFFEE」というカフェで書いてます。神田川沿いにあるとても居心地のよいカフェです。コーヒーは一杯500円。キッサブレンドという深煎りのコーヒーを注文しました。

水道橋の駅前には、ベェローチェやドトールなど安さを売りにする大手チェーン店も多くありました。そんな中なぜ僕は安いカフェチェーンではなく、「REC COFFEE」で時間を過ごすことを選んだのか。

それは、「価格」ではなく、「居心地の良さ」「コーヒーの美味しさ」「新しいカフェ開拓」という軸で意思決定をしたからです。

「価格」だけでみると、「REC COFFEE」は一杯500円なので、ベェローチェやドトールと比較すると約2倍くらい高くつきます。

しかし、この差額で「居心地の良さ(ヒトが多くない。おしゃれな内容。良いBGM)」や「コーヒーの美味しさ」そして、「新しいカフェ開拓」というワクワク感が得られるのであれば、むしろ安いのでは?

本記事を書きながらそう思った次第です。私が言いたいのは、必ずしも安いカフェに行くなということではなく、「価格」以外の軸で選択するとみえる景色が変わるのでは?ということです。

このまま日本の「価格」が低いままだと、海外旅行に気軽に行けなくなったり、日本の優秀な人材が海外に流出しまったりとやばいこと尽くしです。

なので、できることは少ないかもですが、本記事を最後まで読んでいただいた方には何かしたら自分のアクションとして移してほしい。そう願いながら本記事を終えたいと思います。

終わりに

本記事では、知っておくべき日本の論点と題し、世界と比べ、日本の「価格」が低い現状についてお伝えしてきました。

コロナで海外にいく機会が大幅に減っている中、日本の物価が世界に比べて低いという感覚を持ちにくいのは事実でしょう。

しかし、短期的な視点では「価格」が低いことがよいことであっても、長期的、かつ経済的視点にたてば決して良くないことであると捉え、日々の行動を少し変えるきっかけに本記事がなれたら幸いです。