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就活でよく聞く、リーダーシップって何よ。リクルートが求めるリーダーシップって?

こんにちは。

今日は、社会人になってからもそうですし、就活をしていると耳タコなくらいよく聞く「リーダーシップ」について、記事を書いて見ようと思います。

なぜ、リーダーシップについて、書こうかと思ったかというと、この前、学生の方と面談しているときに、リーダーシップについて考える機会を頂いたのですが、その際に改めて、社会人になってから、リーダーシップ、リーダーシップってよく言われるけど、リーダーシップについて、ちゃんとインプットや思考しなかったなと思ったからです。

なので、今日は、就活でリーダーシップってどんな位置付けなのか、世のすごい人たちは、リーダーシップをどう捉え、定義しているのか、そして、それを踏まえた上で、僕なりのリーダーシップをアウトプットして見ようと思います。

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<目次>

①就活に置けるリーダーシップの立ち位置

②世のすごい人のリーダーシップ論

リクルートのリーダーシップを尊重する文化

➃終わりに

 <①就活に置けるリーダーシップの立ち位置>

まず、就活市場におけるリーダーシップの立ち位置についてみてみましょう。もしかしたら、ほとんどの企業が新卒のリーダーシップなぞ求めていないかもしれませんからね。

少し、古いデータで恐縮ですが、経団連が発信している資料があるので、みてみましょう。

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<出所>2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果

 さて、リーダーシップという言葉はどこにあるか。上からみていきましょう。

一位はコミュニケーション能力。ふむふむ。次が、主体性。はいはい。次、次、。。。

思ったより、このリーダーシップって低いんですね。あくまでもこのデータ上ですが。10位らしいです。リーダーシップって。

まあ、でもリーダシップに着目している採用担当者は一定数いると言うことです。面接では。なので、自分にリーダシップがある!とアピールすることは有益ではありそうです。

では、リーダーシップをアピールするにあたり、大事なのが、自分なりのリーダーシップの論・定義を持つ、と言うことです。

面接で、「僕はリーダーシップがあります!採用してください!」と伝えても、採用担当者は「みんなそう言うんだよなー。」で終わってしまうでしょう。

<②世のすごい人のリーダーシップ論>

そこで、世の中のすんごい人がリーダーシップについて、どんな論を持っているのかを紹介します。最近読んだ本にソニー創業者の井深大さんのリーダーシップ論が載ってました。色々な人の仕事論が載っていてとても面白い本だったので、もそ気になる方はチェックしてみてください。

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井深さんのリーダーシップ論に置いて、具体エピソードもあって、このエピソードがすごくおもしろなと思ったので以下抜粋します。

ソニーの社長時代、最新鋭の設備を備えた厚木工場ができ、世界中から大勢の見学者が来られました。しかし、1番の問題だったのが、便所の落書きです。<中略>すると、しばらくして工場から電話があり「落書きがなくなりました」と言うんです。「どうしてだ?」と尋ねると、「実はパートで来てもらっている便所掃除のおばさんが、蒲鉾の板2,3枚に”落書きしないでください。ここは私の神聖な職場です。”と書いて便所に貼ったんです。それでピタッと悪なりました」と言いました。」

「この落書きの件について、私も工場長もリーダーシップを取れなかった。パートのおばさんに負けました。その時に、リーダーシップとは、上から下への指導力、統率力だと考えていましたが、誤りだとわかったのです。以来私は、リーダーシップを”影響力”と言うようにしました」

僕、この井深さんの持論すごくいいなと思いました。具体、井深さんが経験されたことが記載されているから、リーダーシップとは、”影響力”と言う言葉がすごくすんなり入って来ました。

 

<③リクルートが求めるリーダーシップ>

もう1つ、上記井深さんのリーダーシップは、影響力である、と言う言葉がすんなり共感できた理由としては、僕がリクルートで働く中で影響力と言う言葉に馴染みがあったからです。

詳しいことは割愛しますが、僕が人事として関わっているリクルートのある営業組織では、毎クウォーターで、影響力賞と呼ばれる表彰があります。これは、部の中で、もっともリーダーシップを発揮し、主体的に仕事を行った人を部として表出するもので、僕は前々からとても良い文化だなーと思ってました。

つまり、僕なりの勝手な解釈なので、全くオフィシャルなものではないことをご承知おき頂いた上で、リクルートは、リーダーシップを求める、そしてリクルートの言うリーダーシップとは、別に、リーダーだけが取るものではなく、自分の目の前の仕事にコミットし、主体的に取り組むことで、周りの人の行動変容を促し、影響を与えること、そんなことができる人間がリクルートと言うコミュニティは求めているのでは、と思いました。

<➃終わりに>

リーダーシップと言う言葉に直面すると、

・そんなリーダーの経験なんてしたことないよ

・そんな立派な成果をチームのリーダーとして出したことないよ

と感じるかたがほとんどで絶望する方が多いのではないでしょうか。

そんな時は、本記事で紹介した掃除のおばさんの例を思い出しましょう。別に必ずしもリーダーシップには、リーダーである必要はないのです。かつ、すっごい成果を出す必要もない。

自分の役割をしっかりと定義し、その役割を全うする為に全力を尽くす。その中で、人々に影響を少しでも与えることができているのであれば、それはもう立派なリーダーシップだと思います。

小難しく考えず、自分にとっての掃除のおばさんみたいな経験は何か?を考えてみてはいかがでしょうか。